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整体師の働き方は?仕事内容や就業先、働くメリットなど徹底解説

記事作成日:2024.09.09
「整体師の働き方が知りたい」
「整体師の仕事の内容は?」
上記のようなことでお悩みではないですか?
この記事では、整体師としての働き方や、主な仕事内容、整体師として働くメリットなどを詳しく解説していきます。
整体師の働き方は?仕事内容や就業先、働くメリットなど徹底解説

目次
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整体師としての働き方

整体師としての働き方は様々です。
ここでは、整体師の働き方を詳しく解説します。

1-1正社員として就職する

正社員として就職する働き方です。
未経験者を歓迎する求人も多く、就職先を見つけやすいです。
最も一般的な就職先としては、整体院、カイロプラクティック院、リラクゼーションサロンなどがあります。
また、資格取得の際に通うスクールによっては就職支援を行っているところもあるので、そのような学校を選ぶと安心です。
安定を重視するなら基本給メインの整体院を選び、自分の実力に自信があり、収入アップを目指すなら歩合制の整体院を選ぶのが良いでしょう。また、正社員として働く場合、福利厚生、労働時間、休暇制度、研修やキャリアアップ制度など、給与以外の労働条件にも注目することが大切です。給与が高くても労働条件が悪ければ、長く続けるのは難しいかもしれません。
整体師としての働き方は、収入の安定性や実力に応じて選ぶことが重要で、同時に給与以外の労働条件や就職支援も考慮すると良いでしょう。

1-2パート・アルバイトで働く

パートやアルバイトとして働く手段もあります。
最近では、副業整体師としての働き方もトレンドになってきています。
たとえば、整体院の雰囲気を知りたい、整体師としてのキャリアのイメージを掴みたいなど、整体師のスキルを身につけて将来開業を目指す方にも適していると言えるでしょう。
しかし、パートやアルバイトの場合、経験や実績によって収入が大きく上がることはあまり期待できません。したがって、この時給で働き続けることを前提に考えておくのが良いでしょう。
整体師のパート・アルバイトは、仕事の雰囲気を体験したい人やまず経験を積みたい人にとって、良い選択肢となります。

1-3フリーランスで働く

フリーランスの整体師として働く手段もあります。
整体師が整体院や整体サロンと雇用契約ではなく、業務委託契約を結んで働く方法です。
例えば、従業員として働く場合、雇用主と従業員は主従関係にあり、雇用主の指示や就業規則に従う必要があります。一方で、業務委託では、委託側(整体院やサロン)に指揮命令権がないため、受託側(整体師)との関係は対等です。そのため、従業員として働くよりも自由度が高く、自分のペースで働ける点が大きな魅力と言えるでしょう。
しかし、その分技術力は求められるので実績を積んでから考えるといいでしょう。
業務委託契約は、自由な働き方を求める場合に適した選択肢です。

1-4開業する

整体師として経験を積み、独立・開業をする手段もあります。
整体師の独立開業には多様なスタイルがあり、自分のライフスタイルや働き方に合わせて選択できる点が大きな特徴です。一方で、顧客がつかなければ、開業1年目で廃業するリスクもあります。店舗数を増やしたり、施術の単価を上げたりすることで、大幅な年収アップも見込めるでしょう。開業整体師は、自分のスタイルで経営したいと考える方におすすめです。
独立・開業した整体師は、成功すれば、年収1,000万円以上を稼ぐことも可能です。独立開業はリスクがある一方で、工夫次第で高い収入を得られる可能性がある働き方と言えるでしょう。

整体師の主な仕事内容

ここでは、整体師の主な仕事内容を解説していきます。
働く場所や、働き方によっても変わりますが、ぜひ参考にしてください。

2-1受付・会計

来院したお客様の受付と施術後の会計をします。
手順は主に以下の通りです。
・来院者の名前と利用するコースを確認
・初めてのお客様には情報を登録し、名簿の作成や会員証の発行などを行う
・待合スペースや更衣室への案内する
・施術後はレジで会計を行い、必要に応じて次回の予約を受付する
電話やネット予約の対応、予約スケジュールの管理も大切です。
整体師は施術だけでなく、受付や会計、予約管理など、幅広い業務をこなす必要があります。

2-2カウンセリング

整体の施術前には、カウンセリングを行います。
このカウンセリングは、施術前においてとても重要です。
はじめに丁寧なカウンセリングを行うことで、お客様の不安や緊張を和らげることができるからです。
たとえば、整体院の利用が初めての方は、どのように症状を伝えればいいかわからない方や、他の整体院で効果を感じられなかった方など、人それぞれ異なる悩みを抱えています。こうしたお客様には、まず問診票に記入してもらい、それを元にヒアリングを進めるケースもあります。
はじめに丁寧なカウンセリングを行うことで、お客様の不安や緊張を和らげ、信頼関係を築くことができるでしょう。信頼関係が深まると、結果としてリピート率が上がるという大きなメリットにもつながります。

2-3施術

整体師としてのメインの仕事は、お客様に合わせた施術です。
整体師は、器具を使わず手技のみで骨盤の歪みや筋肉を調整し、肩こりや腰痛などの不調を改善するのが主な施術です。
整体にはさまざまな種類があり、たとえば、歴史の古い野口整体、産後の女性を対象とした産後整体、美容を目的とした美容整体、スポーツをする人やアスリートを対象としたスポーツ整体、そして身体のバランスを整えるバランス整体などが一般的です。どの整体師を目指すかによって、習得するスキルが変わってきますが、整体師に与えられる役割自体には大きな違いはありません。また、施術後には、日常生活で気をつけるべきことや、症状に合わせたストレッチの方法などをアドバイスします。
現代では、生活習慣病やストレスからくる疾患を持つお客様も増えているため、整体師は幅広い健康知識を持ち、的確なアドバイスができることが求められるでしょう。
整体師は、様々な手技を通じてお客様の体の不調を改善することを目的としています。広範な知識とスキルで施術からアフターフォローまで対応する役割を担っています。

2-4集客

経営者や店舗責任者の場合、集客業務は非常に重要です。
例えば、以下のような集客方法があります。
・Webサイト(店舗Webページや集客サイトなど)
・SNS(TwitterやInstagramなど)
・チラシ(折り込みやポスティングなど)
最近ではWebからの集客が主流であるため、どの媒体をメインにするかを決める必要があります。また、有料集客サイトを利用する場合の予算や、店舗WebページやSNSでの発信内容と更新頻度も重要な要素と言えるでしょう。
新規顧客を獲得するためには、店舗や施術者の特長や強みを際立たせることが不可欠です。効果的な集客を実現するためには、メインの集客媒体の選定や予算管理、そして店舗の特長を生かしたマーケティング戦略が重要です。

2-5事務・雑務

整体師の仕事は、施術以外にさまざまな事務業務も含まれます。
店舗運営に欠かせないものだからです。
例えば、以下のような業務が考えられます。
・顧客リストの作成・管理
・顧客へのダイレクトメールやメールマガジンの作成
・備品の整理・発注
・掃除
専任の事務員がいない場合は、これらの業務も整体師自身で対応します。
また、経営者や店舗責任者の場合は、経費や従業員の給与計算、シフト管理といった経理・労務事務も担当することになるでしょう。
これらの業務はすべてPC上で行われるため、PC入力のスキルが必須です。
整体師は施術だけでなく、事務業務や雑務を含めた幅広い業務を担当します。

整体師になるメリット3つ

整体師になるメリットは以下の通りです。
・働き方が多様にある
・知識・スキル次第で高収入も目指せる
・人体や健康についての知識が深まる
ここでは、詳しく解説していきます。

3-1働き方が多様にある

メリットの1つ目は、多様な働き方が選択できる点です。
前述している通り、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選べます。
整体院やリラクゼーション院に所属して正社員やアルバイトとして働くだけでなく、技術や経験を積むことで、独立開業を目指すこともできます。
さらに、フリーランスの整体師として業務委託契約で働くことも可能です。このように、働く場所や時間に縛られない柔軟な働き方を実現することもできるでしょう。
整体師は、働き方を自分のライフスタイルに合わせて自由に選べる魅力的な職業です。

3-2知識・スキル次第で高収入も目指せる

メリットの2つ目は、知識・スキル次第で高収入も目指せる点です。
整体院によっては、指名を受けるとインセンティブがもらえたり、自分で開業して高収入を目指したりすることが可能です。
整体師としての知識やスキルが高く、顧客に満足のいく施術を提供できれば、多くの指名を受ける人気整体師になることが可能です。指名が増えることで高収入を目指せるだけでなく、将来開業も目指せるでしょう。また、整体に関連する資格の取得をすることで、信頼性が高まり、収入をさらにアップさせることも可能でしょう。
スキルと努力次第で、整体師としての収入やキャリアを大きく伸ばすことができます。

3-3人体や健康についての知識が深まる

メリットの3つ目は、人体の構造や健康に関する知識が深まる点です。
様々な症状のお客様と接する機会があるからです。
例えば、肩こり・首の痛み、姿勢や、関節の痛みに悩む方など、様々な症状のお客様が来店されます。それぞれのお客様の悩みに合わせたアドバイスや施術を行うことで、自分や身近な人たちへの健康管理にも役立てられます。
整体師としての経験は、より人体や健康についての知識を深めることができる、貴重なスキルとなるでしょう。

整体師になるにはどうする?必要なスキルと主な就業先

整体師になりたいと思ったら、どうすればいいのでしょうか。
まずは、整体師に必要な知識と技術を習得することが必要です。
以下で詳しく解説していきます。

4-1知識と技術を身につける

整体師として働くために、必須の資格はありません。
しかし、人体の仕組みや正しい技術を身につけておくことが重要です。
例えば、未経験でも採用してくれる整体院やリラクゼーションサロンなどで研修を受けながら経験を積むこともできます。また、2年間通学する専門学校から、民間スクール、通信講座、自宅で修了試験を受けられるものまで、様々な選択肢があります。学べる内容や質も異なり、受講料金もそれぞれ異なります。
資格取得を考える際には、自分が習得したいスキルが学べるかどうか、受講期間、受講方法、料金などをしっかり確認しましょう。
整体師になるには資格が必須ではありませんが、専門知識と技術を習得するためには取得しておいて損はないと言えるでしょう。

4-2整体師の主な就業先

整体師の主な就業先は以下の通りです。
・整体院
・リラクゼーションサロン
・整骨院・接骨院
・温泉・ホテル・スポーツクラブ
・介護施設・病院
・スポーツチーム
・講師・インストラクター
それぞれ、未経験でもOKな場所もあれば、資格保有をしていなければ就職できない場所もあります。
まずは、自分がどんな整体師を目指したいのかよく考えてみるといいでしょう。
以下では、就業先の特徴を詳しく解説していきます。

就職先 主な特徴
整体院 ・整体師の主な就業先の1つ
・全体の約2割を占める
・民間療法として身体の不調改善や疲労回復を目的
・マッサージ
・こりほぐし
・骨格矯正
・カイロプラクティック
・リフレクソロジーなどの組み合わせ
・目的や症状に合った整体院を選べるのが特徴
リラクゼーションサロン ・肉体的・精神的リラックス効果のある施術
・アロマセラピーやオイルトリートメント
・女性専用サロンやエステティック寄りのサロンも存在
・ヒーリングや美容
整骨院・接骨院 ・柔道整復師の国家資格がなくても働ける
・治療行為に関わらない施術
・民間資格を持つ施術者を雇用している整骨院・接骨院も多い
・骨格矯正や身体のこりをほぐし、体調を整える施術
・柔道整復師の補助
温泉・ホテル・スポーツクラブ ・整骨院や整体院に所属しながら出張するケースもある
・就業先の1割以上が温泉・ホテル・スポーツクラブ
・繁忙時間が夕方~夜間で、勤務シフトも夕方以降が多い
・22時以降の深夜シフトがあるサロンもあり
・深夜割増賃金がある
介護施設・病院 ・高齢者、身体障害者、病気・ケガをした患者のリハビリや健康増進サポートが主な仕事
・施術だけでなく、介助や送迎を担当する場合もある
・初任者研修や介護福祉士、自動車免許の資格があると採用されやすい
・リハビリ専任の機能訓練指導員を目指す場合、国家資格が必要
スポーツチーム ・スポーツトレーナーとして、スポーツチームに参画する
・選手の身体メンテナンスを担う重要な役割
・選手のフィジカル面強化を担当するフィジカルトレーナーとしての対応も求められる傾向がある
・身体構造や効果的なトレーニング方法など、深い知識が必要
講師・インストラクター ・整体師を養成する専門学校などで講師・インストラクターとして働く
・多くのスクールが、実務に即した教育カリキュラムを提供している
・講師・インストラクターの求人は少ない傾向がある
・インストラクター養成講座を受講し経験を積んでおくことが推奨される

整体師として働くためのよくある質問

ここでは、整体師として働くためのよくある質問を3つ紹介します。
整体師として働きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

5-1整体師の将来性はある?

整体師は、今後も高い将来性が期待される仕事と言えるでしょう。
理由は以下のようなことが挙げられます。
・高齢者が増えるにつれて整体師の需要が安定する
・美容・ダイエット業界などでも活躍できる
・リラクゼーション施設、介護・福祉施設、教育など活躍の場が多い
また、整体師は少ない資金で独立開業が可能なため、経験を積んだ後に自分の店舗を持つこともできます。整体師の仕事にはお客様との信頼関係が重要であり、AIやロボットには真似できない仕事と言えるでしょう。
以上のことから、整体師は今後も需要が高く、幅広いキャリアパスが期待できる職業です。

5-2整体師は稼げるの?

整体師の収入は、日本の平均的な水準であると言えます。
しかし、経験とスキルによって大きく伸びる可能性がある職業です。
整体師としての働き方が様々だからです。
例えば、整体師の初任給は月給22万円程度と、未経験者や経験の浅い整体師は比較的収入が低い傾向にあります。しかし、経験を積んだり、インバウンドを設けているサロンで働くことで大幅な年収アップを期待できます。整体師の給料は実務経験や技術スキルに大きく依存していることがわかります。また、独立・開業し、年収1000万以上稼いでいる整体師の方もいます。
整体師として稼げるかどうかは、努力と実力次第と言えるでしょう。

5-3整体師として独立するにはどれくらいの期間が必要?

整体師として独立するには、個人差はありますが、3年から5年程度と言われています。
様々な症状のお客様が訪れるため、その分施術の経験が必要になるからです。
開業するには、施術技術はもちろん経営やマーケティングの知識も必要です。例えば、整体院やリラクゼーションサロンで店長として働いた後、独立を考えてもいいでしょう。
整体師として経験を積んだ後、収入やキャリアのさらなる成長を目指せます。

整体師は幅広く将来性のある仕事!自分の理想とする整体師を目指そう

ここまで、整体師としての働き方や、主な仕事内容、整体師として働くメリットや主な就職先などを詳しく解説してきました。
整体師は、整体院や美容・リラクゼーション業界、介護・福祉業界など、多くの就業先があり、独立開業を目指すことも可能です。知識や技術の向上、他分野の要素を取り入れることで独自性を生み、収入を増やすこともできます。
また、整体師の仕事は、さまざまな施術や求められる知識が多く、一人前と言われるまでには多くの時間がかかります。しかし、その分お客様から感謝されるやりがいのある仕事です。
身体の構造を把握しているプロとして、一度身につけた知識は生涯にわたり役立ちます。自分の理想とする整体師を目指し、やりたいことを極めていきましょう。
整体師としてのキャリアは、柔軟性と可能性に満ちています。
今後、高齢化社会の進展や健康志向の高まりにより、整体師へのニーズはさらに増えると予想されるからです。
そのため、整体師としてのスキルを磨くことは、今後のキャリア形成において非常に有利と言えるでしょう。また、他の専門分野と組み合わせた新たなサービスを提供することで、自分だけの強みを作り出すことも可能です。
整体師としての道は多様であり、自分のペースで成長できる環境が整っています。自信を持って挑戦し、自分らしいキャリアを築いていきましょう。