筋トレインストラクター資格

筋トレの目標設定ガイド!理想の体を手に入れる方法を徹底解説

記事作成日:2024.10.15
「筋トレの目標設定の仕方がわからない」
「筋トレの目標を設定しても継続できない」

上記のようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

筋トレの目標設定は重要で、より具体的に設定すると成功へとつながります。
この記事では、筋トレの目標設定をすると得られるメリットや、具体的な目標設定の仕方、目標達成のためのポイントをわかりやすく解説します。
筋トレの目標設定ガイド!理想の体を手に入れる方法を徹底解説

筋トレの目標設定をすると得られるメリット

筋トレの目標設定をすると、成功へとつながる一歩になります。

・行動が起こしやすくなる
・モチベーションが維持できる
・小さな成功体験でも自信につながる

得られるメリットを一つずつ詳しく解説します。

1-1行動が起こしやすくなる

目標が決まっていると、日々の行動が明確になるので行動がしやすくなります。
目標は日々自分が何をすべきかが明確になるので、行動に迷いがなくなるからです。

・目標

3ヶ月で筋力を10%アップさせる

・具体的行動

週3回の筋トレ実施(月・水・金)
毎回スクワットやデッドリフトを3セットずつ行う

上記のように具体的に決めると目標に向けた道筋が見えるので、悩まずに取り組めます。
具体的な行動計画を設定し、日々の目標に向かって少しずつ進んでいきましょう。

1-2モチベーションが維持できる

筋トレを続けるためには、モチベーションの維持が必要です。
ゴールが明確になると、頑張れる可能性があるからです。

・目標

プランクを3分間連続でできるようになる

・具体的行動(現在は1分しかプランクを維持できない場合)

・毎日プランクを実施(1分〜)
毎週15秒ずつプラスする

上記の目標の場合、ゴールは「あと8週間で3分間プランクを維持できる」となります。

具体的な目標があると苦しい時でも「今週はあと15秒耐えればいい」と考えられるので、モチベーションを保ちながら挑戦できるでしょう。

1-3効率的なトレーニングが可能になる

目標設定をすると、無駄なく効果的なトレーニングが行えます。
具体的な目標があると、どの筋肉を鍛えるべきかが明確になり、最適なトレーニングができるからです。

目標がないと自分に合っているトレーニングがわからなくなり、曖昧になってしまいます。
例えば「3か月で腹筋を割る」という目標を設定した場合、鍛えるべき部位は腹筋と全身の脂肪燃焼も必要です。
初めは「週に2回の腹筋トレーニング」と「週に2回、30分の有酸素運動」から始めると良いでしょう。
具体的な計画を立てることで、理想の体に向けて効率的に進めます。

目標を設定すると、どの筋肉を鍛えるべきか、どれくらいの強度でトレーニングするべきかがはっきりし、効果的なトレーニングが行えます。理想の体型や筋力に最速で近づけるでしょう。

1-4小さな成功体験でも自信につながる

目標設定をおこなうと、小さな成功体験が積み重なり自信を得られます。
コツコツと努力を続けると達成感を得る機会が増えるからです。小さなステップでもクリアすると自信が生まれます。
・目標

プランクを3分間連続でできるようになる

・具体的行動(現在は1分しかプランクを維持できない場合)

・毎日プランクを実施(1分〜)
毎週15秒ずつプラスする

上記の目標でも、今日は5秒多くできた、10秒多くできたという小さな成功体験が生まれます。
小さな達成感の積み重ねが、最終的な目標を達成する原動力となります。

小さな成功体験でも、積み重なると大きな自信となり筋トレを続けるモチベーションを維持
できるでしょう。

SMARTの法則を使った筋トレの目標の立て方

ここでは、具体的な筋トレの目標の立て方を解説していきます。
目標はSMARTの法則を使って立てると良いでしょう。
SMARTの法則は、目標達成の精度を高めるための5つの要素で構成されています。

SMART 意味 具体例
Specific 具体的、分かりやすい 体脂肪を5%減らす
Measurable 計測可能、数字になっている 週3回、1時間の筋トレ
Achievable 達成可能な 半年で達成を目指す
Relevant 関連性 体重減少よりはボディラインを綺麗にしたい
Time-bound 期限が明確 半年で体脂肪を5%減らす

この要素を取り入れると、目標設定がより具体的かつ実行可能になり、成功への道筋が明確になります。

2-1STEP1.目標にしたい見た目を決める

自分の理想の体を想像すると、トレーニングのモチベーションを高められます。
具体的なイメージがあると、達成したい目標がより明確になるからです。

例えば、現在の自分の体を写真に撮り、理想とする人と比較してみると良いでしょう。
比較すると「ここを引き締めたい」「筋肉をもっとつけたい」といった自分の課題点がわかりやすくなります。
理想とする人を目につく場所に貼ったり、スマホの待受画面に設定するのもおすすめです。

2-2STEP2.数値の目標を見える化する

自分の体と理想の体を数値化しましょう。
数値がなければ、目標にどれだけ近づいているかを正確に把握できないからです。

例えば、65kgで体脂肪30%で、お腹周りを引き締めたい女性が半年後にどうなりたいかを数値化します。

  現在 半年後目標 月毎 最終
体重 65kg 60kg −1.5kg −5kg
体脂肪 30% 25% 1〜2% −5%
ウエスト 80cm 70cm 約−2〜3cm −10cm

まずは自分の体の現状を数値化し把握し、まずは無理のない範囲で目標を立ててみるのが良いでしょう。

数値として見える化すると、目標に向けて具体的に何を達成するべきかが一目でわかりやすくなります。また、進捗を確認しやすく、モチベーションも保ちやすいでしょう。

2-3STEP3.トレーニング内容を決める

数値化した目標に対して、効果的なトレーニング内容を決めましょう。
トレーニングプランは、目標達成に向けて段階的に進められる内容です。

半年後に「体重を−5kg、体脂肪率−5%、ウエスト−10cm」を目標に掲げた女性の目標例​​​​

筋トレ:youtubeのトレーニング動画30分
(スクワット、ヒップリフト、プランクなど)
筋力強化・基礎代謝UP
有酸素運動
(通勤で一駅分歩く、20〜30分)
脂肪燃焼
休息または軽いストレッチ 筋肉の回復
筋トレ:youtubeのトレーニング動画30分
(スクワット、プランク、ヒップリフトなど)
筋力強化・基礎代謝UP
有酸素運動
(通勤で一駅分歩く、15~20分
脂肪燃焼
HIIT
(ジャンプスクワット×8セット)
高強度で脂肪燃焼と筋肉維持
休息 筋肉の回復

日常生活に取り入れやすい有酸素運動に通勤時に1駅分歩くことを利用し、週3回の筋トレと1回のHIITを組み合わせています。
自分の生活の中で自分が運動に使える時間を洗い出し、無理のない範囲での設定が大切です。

筋トレの目標設定をおこなう際の注意点

筋トレの目標設定をする際は、いくつか注意点があります。

・自分に合った目標設定をする
・短期的・長期的に分けて立てる
・体重だけを決めるのは効果的ではない

目標を立てても、継続できなければ意味がないのでぜひよく読んで参考にしてください。

3-1自分に合った目標設定をする

目標を考える時は、無理な目標を設定しないようにしましょう。
無理な目標にしてしまうと、モチベーションが下がるだけでなく、ケガをしてトレーニングを続けられなくなるリスクがあります。

例えば「1か月で10kg痩せる」という無理な目標を立てたとします。
無理をして続けると体に負担がかかったり、目標を達成できないストレスが溜まったりしてしまいます。
その場合は、代わりに「1ヶ月で2kg痩せる」「週3回の運動を続ける」といった小さな目標に変更すると成功への道が見えてきます。

結果を急ぐあまり無理な目標を立ててしまうことはありますが、実行して無理だと感じたらすぐに目標を見直しましょう。無理なく続けられる現実的な目標に変えることで、モチベーションを維持し筋トレを続けられます。

3-2短期的・長期的に分けて立てる

目標は、長期的な目標と短期的な目標の両方を設定しましょう。
短期的な目標をクリアすると、自然と長期的な目標に向けて前進できるからです。

・長期的な目標

6か月で体脂肪率を30%から25%に減らす

・短期的な目標

週3回、30分の筋トレをする

上記のように2つの目標を立てます。短期的な目標をクリアしていくと自然と長期的な目標に向けて前進できるでしょう。

筋トレの目標設定は、長期的な目標と短期的な目標をバランスよく設定するとトレーニングを継続できます。

3-3体重だけを決めるのは効果的ではない

体重はさまざまな要素に左右されやすいので、体重だけを目標に掲げるのはやめましょう。
体重は水分や食事、汗などの影響を受けやすく、あまり参考にならないことが多いからです。

例えば、水を飲むだけで簡単に増えたり、トレーニングで汗をかくことで一時的に減ったりします。また、朝と夜で体重が1〜2kg変動することは珍しくありません。
朝は軽く、夜になると食事や水分補給で重くなる場合もあります。
また、トレーニング後に1kg減っても、それは水分の減少であり、体脂肪や筋肉の変化とは無関係です。体重だけを目標にすると混乱しやすくなってしまうでしょう。

体重だけにこだわらず体脂肪率や見た目の変化を追う方が、モチベーションを維持できるでしょう。

筋トレの目標を達成するための5つのポイント

筋トレの目標を立てたら、次は達成を目指すのが重要です。
達成するためのポイントを押さえておきましょう。

・定期的に振り返りと見直しをおこなう
・ご褒美を設定する
・外部からのサポートを利用する

以下で、詳しく解説します。

4-1定期的に振り返りと見直しをおこなう

目標を立てて実行し始めたら、定期的な振り返りと評価をおこないましょう。
目標に向かって進んでいるかを確認し、必要に応じて戦略を調整しなおせるからです。

例えば、半年の目標として「体脂肪率を30%から25%に減らす」という設定をしていた場合、1か月ごとに振り返りを行います。

振り返りでは、以下のような内容を確認します。
・「1か月で2%減少した」「筋トレを無理なく継続できている」など具体的な進歩を評価
・現在のトレーニングや食事内容が目標に適しているかを確認

成果が出ていない場合や、運動が続けられていない場合は、内容を修正しましょう。
定期的なチェックをすると、目標達成への道を確実に進めるでしょう。

4-2何よりも継続を重視する

筋トレの目標を達成するためには、何よりも継続が大切です。
継続によってトレーニングが習慣化され、筋肉の成長だけでなく体力や精神的な強さも向上するからです。

例えば、筋トレ初心者の場合、最初から「毎日1時間トレーニングする」という高い目標を掲げてしまうと継続が難しいです。
まずは「週に2回、20分間のトレーニングを続ける」という現実的な目標を設定しましょう。
1か月続けられたら次は「週に3回、30分のトレーニングに増やす」といったように、少しずつ負荷を増やしていきます。小さな成功体験が積み重なると、モチベーションを維持しやすくなります。

また、もし計画通りにはできなくても無理のない範囲で「10分だけでも筋トレをする」など毎日続ける意識を持ちましょう。
継続が何よりも目標達成につながります。

4-3食事も意識する

筋トレの効果を最大に引き出すためには、食事も重要です。
たんぱく質を中心に栄養バランスを考えた食事を摂ると、筋肉の成長を効果的にサポートできます。

筋肉を鍛えるには、トレーニングだけではなく、食事からの栄養補給が必要です。
特に筋肉の修復と成長にはたんぱく質が不可欠です。たんぱく質が不足するとトレーニングの効果が半減するため、筋肉の成長が遅れる原因になります。
また、ビタミンやミネラルを含むバランスの取れた食事も、エネルギーの代謝や体の調整に役立ちます。

トレーニングの効果を最大限に引き出すためには、栄養バランスの取れた食事が重要です。たんぱく質を意識した食事プランを取り入れ、筋肉の成長をしっかりサポートしましょう。

4-4ご褒美を設定する

目標だけでなく、ご褒美を設定しておくと良いでしょう。
ご褒美があるとモチベーションがアップし、目標達成に向けた意欲がさらに高まるからです。

例えば、「半年で5kgの体重減少」という目標を設定した場合、達成できたときのご褒美として「お気に入りのレストランでディナーを楽しむ」と設定をします。
また、「1か月で1.5kg減らせたら好きなお菓子を食べる」といった短期的なご褒美を設定しておいても、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。

ご褒美の設定は、楽しみながら目標の達成を目指せる効果的な方法と言えるでしょう。

4-5外部からのサポートを利用する

筋トレを効果的に行うためには、外部からのサポート活用もおすすめです。
専門的なアドバイスを受けながら進めることができ、効率的に目標達成に向けて進めるからです。

自分だけで筋トレを行っていると、モチベーションが下がったり、食事管理が難しくなったりする可能性もあります。
例えば、「体脂肪率を5%減らす」という目標であれば、栄養士に食事プランを相談し、カロリー管理や必要な栄養素のバランスを学べます。目標達成への強力なサポートになるのはもちろん、知識も習得できるでしょう。

外部のサポートを活用すると、効率的かつ安全に筋トレを続けられます。
目標達成に向けて強力なサポートになるので、1人では不安な方は取り入れてみても良いでしょう。

筋トレの目標設定に対するよくある質問

ここでは、筋トレの目標設定に対するよくある質問に回答していきます。

・男性と女性で筋トレ目標に違いはあるのか?
・体脂肪率を目標にする場合どのように進捗を測定するか?
・初心者が筋トレ目標を達成するための方法は何か?

目標設定でお悩みの方は、よく読んで参考にしてください。

5-1男性と女性で筋トレ目標に違いはあるのか?

男性と女性では目標に設定する数値に違いがあります。
筋肉のつき方や成長速度に男女差があるためです。

男性は女性よりも筋肉が付きやすい傾向があります。
男性は比較的高い目標を設定しても問題ありません。しかし、女性が同じように高い目標を立ててしまうと成長の速度が異なるため、目標達成が難しくなるでしょう。
性別による違いを無視した目標設定は、結果的に挫折につながってしまうため注意しましょう。

筋トレの目標を設定する際は、性別による成長の違いを考慮しましょう。男性と女性の成長速度に合わせて、無理のない現実的な目標を設定すると効率的に成果を得られます。

5-2体脂肪率を目標にする場合どのように進捗を測定するか?

体脂肪率は、体重や見た目だけでは分かりにくいため、専用の測定機器を使って定期的なチェックが必要です。
体脂肪率を目標にすると、筋肉量を保ち脂肪を減らすバランスの取れたアプローチが可能になります。

例えば、体脂肪計やジムのインボディ測定などを使って進捗を測定します。
月に1度、体脂肪率をチェックして「最初は25%だったが、1か月後には23%に減少した」といった形で進捗を把握しましょう。
また、自宅で使用できる体脂肪計を使用し日々の数字の変動を確認すると、トレーニングや食事が正しく機能しているかを判断できます。

体脂肪率の測定は、専用の測定機器を使って定期的なチェックを行いましょう。

5-3初心者が筋トレ目標を達成するための方法は何か?

初心者が筋トレ目標を達成するためには、小さなステップで始めて継続性を重視しましょう。
無理なく始められる目標を設定し、達成感を味わうとモチベーションを保てます。

例えば、「1か月で腕立て伏せを連続で10回できるようになる」や「週に2~3回、30分のトレーニングを行う」など、現実的な目標を設定しましょう。
また、体の変化を感じるために日々鏡でチェックし、達成感を得るのがおすすめです。

初心者が筋トレ目標を達成するためには、無理のない小さな目標を設定し、徐々にステップアップしていきましょう。
継続的に取り組むと筋力向上や体の変化を実感し、目標達成がしやすくなります。

筋トレの目標は継続できるものにし小さな成功の積み重ねで達成につなげよう

ここまでは、筋トレの目標設定をすると得られるメリットや、具体的な目標設定の仕方、目標達成のためのポイントを解説してきました。

筋トレの目標設定は、トレーニングの効果を最大限に引き出すために重要です。
目標が明確であれば、モチベーションを保ち計画的なトレーニングを進めることができるからです。

ここで、目標の立て方を振り返っておきましょう。

・理想を考える
・現状と理想を数値化する
・トレーニングの内容とスケジュールを決定する
・進捗を振り返り、改善点を見つける

目標が曖昧だと、トレーニングの効果が実感しづらく途中で挫折するリスクが高くなります。
具体的な目標を設定すると、日々のトレーニングが目標に向かって進んでいる確認がしやすくなるでしょう。
正しい目標設定は、計画的なトレーニングが可能となり理想の体型や筋力に近づけます。
無理のない現実的な目標を設定し、継続するのが立てた目標を達成できる近道となるでしょう。

計画的にトレーニングを行い、小さな成功体験を積み重ねて、理想の体を手に入れましょう。

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