園芸インストラクター資格

ガーデニングに必要なものとは?初心者におすすめの道具を解説!

記事作成日:2025.03.26
「ガーデニングを始めたいけど、何を準備すれば良いのかわからない…」「必要な道具を揃えるのにどれくらい費用がかかるの?」と悩んでいませんか?植物を育てるには適切な道具があれば、より楽しく効率的に作業できます。
初心者にとって道具選びは難しいですが、基本的なものさえ揃えれば大丈夫です。本記事では、ガーデニング初心者が知っておきたい基本的な道具から便利なアイテム、季節ごとの使い分けまで詳しく解説していきます。
ガーデニングに必要なものとは?初心者におすすめの道具を解説!

目次

ガーデニングをはじめよう!準備するもの

ガーデニングは自然と触れ合いながら植物の成長を楽しめる素敵な趣味です。しかし、初めて挑戦する方にとっては、何から準備すれば良いのか迷うことも多いでしょう。まずは基本的な知識と必要なものを知ることから始めましょう。

1-1植物と触れ合う楽しさとは?

ガーデニングの魅力は何といっても植物の成長を間近で見守れることです。種や苗から育て、花が咲いたり実がなったりする喜びは格別です。また、土に触れることでストレス解消になり、季節の変化も敏感に感じられるようになります。
植物の世話をする中で、自然のリズムに身を置くことができ、日々の生活に潤いをもたらしてくれます。さらに、自分で育てた野菜や果物を収穫して食べる喜びや、花を飾って部屋を彩る楽しさも魅力の一つです。
ガーデニングは、忙しい現代社会の中で、心の安らぎを与えてくれる素晴らしい趣味といえるでしょう。

1-2まずは何を準備すればいいの?

ガーデニングを始めるにあたって、最低限必要なものをまずは揃えましょう。初心者が最初に用意すべき基本アイテムは以下の通りです。
移植ゴテ(シャベル):
土を掘ったり、植物を植えたりするのに使います
ジョウロまたはホース:
植物に水をやるために必要です
剪定ばさみ:
植物の枝や茎を切るのに使います
植木鉢またはプランター:
植物を育てる容器です
園芸用グローブ:
手を保護するために重要です
培養土:
植物を育てるための土です
これらの基本的な道具があれば、初めてのガーデニングでも十分に楽しめます。道具は最初から高価なものを揃える必要はなく、100円ショップのものでも十分使えるものがあります。
ガーデニングに慣れてきたら、徐々に自分に合った道具を増やしていくと良いでしょう。大切なのは植物を育てる喜びを感じることです。道具はあくまでそのサポート役と考えて、無理のない範囲で準備していきましょう。

これだけは揃えたい!基本の道具

ガーデニングを楽しむには、いくつかの基本道具が欠かせません。これらの道具があれば、植物の植え付けから日々の手入れまで、基本的な作業はすべてカバーできます。それぞれの道具の特徴と選び方を詳しく見ていきましょう。

2-1土いじりに欠かせない移植ゴテ

移植ゴテは、ガーデニングの基本中の基本となる道具です。土を掘ったり、混ぜたり、苗を植えたりと多目的に使える便利なアイテムです。初心者が最初に用意すべき道具といえるでしょう。
先端が広いタイプ:
土を掘り返したり、植物を植え付けたりするのに適しています
先端が細いタイプ:
鉢植えの植え替えや細かい作業に向いています
柄の長さ:
短いものは細かい作業に、長いものは力を入れやすいです
素材:
ステンレス製は丈夫で長持ちします
グリップ:
滑りにくいゴム製のものが使いやすいです
移植ゴテを選ぶときは、実際に手に取って重さや握り心地を確かめることが大切です。特に女性や力に自信のない方は、軽量で扱いやすいものを選びましょう。
また、柄の部分がしっかりしているものを選ぶと長く使えます。初心者のうちは、百円ショップのものでも十分ですが、ガーデニングに慣れてきたら、少し良いものを選ぶと作業効率も上がり、より楽しくなるでしょう。

2-2水やりの味方、ジョウロとホース

植物の健康を維持するために欠かせないのが水やりです。適切な水やり用具を選ぶことで、植物にやさしく効率的に水を与えることができます。
ジョウロ:
蓮口(水が出る部分)が取り外せるタイプが便利です
容量:
3〜6リットル程度が一般的で、扱いやすい大きさです
ホース:
庭が広い場合は散水ホースがあると便利です
ノズル:
水流を調整できるタイプがおすすめです
スプレーボトル:
小さな鉢植えや室内の植物に適しています
水やり道具を選ぶときは、ガーデニングの規模に合わせて選びましょう。ベランダや室内の少ない鉢植えなら小型のジョウロで十分ですが、庭に多くの植物を育てる場合はホースがあると便利です。
ジョウロは蓮口が取り外せるタイプを選ぶと、広範囲に均等に水をまくことも、ピンポイントで水を与えることもできて便利です。
また、持ち運びする際の重さも考慮して、自分が無理なく持てる大きさのものを選びましょう。水やりは毎日の作業になるので、使いやすさを重視することが大切です。

2-3植物の整え役、剪定ばさみの選び方

剪定ばさみは植物の枝や茎を切るための専用ばさみで、適切な剪定により植物の健康と美しさを保つために欠かせない道具です。花がら摘みや収穫、剪定作業に活躍します。
一般用剪定ばさみ:
日常的な手入れに適しています
枝切りばさみ:
太い枝を切るのに使います
フルーツナイフ:
果実の収穫に便利です
芽切りばさみ:
細かい部分の切り取りに適しています
替刃式:
刃だけ交換できるタイプは経済的です
剪定ばさみを選ぶときは、切れ味と握りやすさがポイントです。切れ味が良いものを選ぶと、植物に与えるダメージが少なく、きれいに切ることができます。また、長時間使っても疲れにくいように、自分の手のサイズに合ったものを選びましょう。
バネ付きのタイプは自動で開くので作業効率が上がります。初心者は万能タイプのものから始めて、必要に応じて専門的なものを追加するのがおすすめです。手入れもお忘れなく。使用後は必ず汚れを落とし、時々油を差すと長持ちします。

2-4植木鉢とプランター、どう使い分ける?

植物を育てるには容器が必要です。植木鉢とプランターは見た目や用途に合わせて選ぶと、ガーデニングがより楽しくなります。それぞれの特徴と使い分け方を知っておきましょう。
植木鉢:
単体の植物を育てるのに向いています
プランター:
複数の植物を寄せ植えするのに適しています
素材:
素焼き、プラスチック、木製など様々な種類があります
サイズ:
植物の成長を考慮して少し大きめを選びましょう
排水穴:
水はけをよくするために必ず穴があるものを選びます
植木鉢とプランターを選ぶときは、育てる植物の大きさや成長速度を考慮することが大切です。植物の成長に合わせて、植物の高さの1/3以上の深さを持つ容器を選ぶと良いでしょう。また、素材によって特性が異なります。
素焼きは通気性と排水性に優れていますが重く割れやすい、プラスチックは軽くて丈夫ですが夏は熱くなりやすいなど、それぞれメリットとデメリットがあります。
初心者はプラスチック製から始めて、慣れてきたら素材を変えてみるのも楽しいでしょう。デザイン性も重要なポイントですが、機能性を優先して選ぶことをおすすめします。

2-5手を守る!園芸用グローブの重要性

ガーデニング作業では手が土や肥料で汚れるだけでなく、トゲや鋭い枝で怪我をすることもあります。そのため、適切な園芸用グローブは必須アイテムと言えるでしょう。
一般用グローブ:
通常の作業に適した薄手のタイプです
革製グローブ:
トゲのある植物を扱う際に役立ちます
防水グローブ:
水作業が多い場合に便利です
指先なしグローブ:
細かい作業がしやすいタイプです
サイズ:
きつすぎず、緩すぎないものを選びましょう
園芸用グローブを選ぶときは、作業内容に合わせて素材や厚さを考慮することが大切です。土を扱う基本的な作業なら通気性の良い布製がおすすめです。バラなどトゲのある植物を扱う場合は、厚手の革製グローブが手を守ってくれます。
また、水やりや肥料を扱う作業が多い場合は、防水加工されたゴム製グローブが便利です。手のサイズに合ったものを選び、長時間作業しても疲れにくいものを選びましょう。グローブは消耗品なので、複数の種類を用意しておくと、作業内容によって使い分けることができて便利です。

あると便利!ガーデニングを楽しくする道具

基本の道具に加えて、あると作業がより快適になる便利なアイテムもあります。これらのアイテムは必須ではありませんが、ガーデニングをより楽しく効率的にするのに役立ちます。

3-1おしゃれで機能的なエプロン

ガーデニング用エプロンは、作業中の服の汚れを防ぐだけでなく、小物を収納できる機能性も兼ね備えた便利なアイテムです。おしゃれなデザインのものも多く、気分を上げてくれます。
ポケット付き:
小さな道具や種を入れておけます
防水素材:
水や土で汚れにくいタイプがおすすめです
調整可能なストラップ:
自分のサイズに合わせられます
首かけ式:
重さが分散されて疲れにくいです
洗濯しやすい素材:
こまめに洗えると清潔に使えます
ガーデニング用エプロンを選ぶときは、機能性とデザイン性のバランスを考えましょう。多くのポケットがあると、はさみや移植ゴテなどの道具を入れておけて便利です。また、防水加工された素材を選ぶと、水や土で服が汚れるのを効果的に防げます。
デザインも様々なものがあるので、自分の好みに合ったものを選ぶと、ガーデニングがより楽しくなります。エプロンは見た目だけでなく、実用性も重視して選ぶことで、快適な作業環境を作ることができるでしょう。

3-2足元を守るガーデニングブーツ

ガーデニング作業では足元が濡れたり汚れたりすることが多いので、専用のガーデニングブーツがあると便利です。適切なブーツは足を保護し、効率的に作業するのに役立ちます。
防水素材:
雨や水やりでも足が濡れません
滑り止め加工:
ぬかるんだ場所でも安全に作業できます
着脱しやすいデザイン:
頻繁に屋内外を行き来する際に便利です
軽量タイプ:
長時間の作業でも疲れにくいです
高さ:
用途に合わせてショートとロングがあります
ガーデニングブーツを選ぶときは、季節や作業環境に合わせて選びましょう。夏場は蒸れにくい素材のものが快適です。冬場は保温性のあるものがおすすめです。また、頻繁に使うものなので、脱ぎ履きしやすいデザインを選ぶと便利です。
軽量で柔らかい素材のものは長時間作業しても足が疲れにくいメリットがあります。デザイン性にもこだわりたい方は、カラフルなものやおしゃれなパターンのものも多くあります。靴底の滑り止め加工も重要なポイントで、特に雨の日や水やり後の作業では安全に直結します。

3-3植物の名前を忘れない便利なラベル

ガーデニングを始めると、様々な種類の植物を育てることになりますが、それぞれの名前や植え付け日を忘れることもあります。そんなときに役立つのが植物ラベルです。
プラスチック製:
耐水性があり長持ちします
木製:
自然な雰囲気を楽しめますが、防水処理が必要です
書き込み式:
必要な情報を記録できます
付箋タイプ:
位置を変えやすいです
オリジナルラベル:
手作りで楽しめます
植物ラベルを使うことで、種まきや植え付けをした植物の種類や日付を記録しておけます。特に複数の種類を育てている場合や、似た植物を育てている場合に役立ちます。
ラベルには植物の名前だけでなく、水やりの頻度や日光の好み、植え付け日などの情報も記録しておくと便利です。防水性のあるマーカーやペンを使うことで、雨や水やりで文字が消えるのを防げます。また、自分でデザインしたオリジナルラベルを作れば、ガーデニングの楽しみがさらに広がるでしょう。

3-4土づくりをサポートする便利グッズ

良い土は健康な植物を育てる基礎となります。土づくりをサポートする道具があれば、より良い環境で植物を育てることができます。
土ふるい:
不純物を取り除き、土を均一にします
培養土:
植物の種類に合わせた土を用意できます
堆肥:
有機物を加えて土を豊かにします
pH測定キット:
土の酸性度を測定できます
土壌改良剤:
土の性質を改善します
土づくりには、植物が健康に育つ環境を整えるという重要な役割があります。土ふるいを使うと、石や固まりを取り除いて均一な土を作ることができます。また、植物によって好む土の性質は異なるため、培養土や堆肥を適切に選ぶことが大切です。
pH測定キットを使えば、土の酸性度を知ることができ、植物に合わせた調整が可能になります。土壌改良剤は、砂質の土を保水性の高いものに、粘土質の土を水はけの良いものに変えるなど、様々な目的で使用できます。これらの道具を活用して、植物が喜ぶ土づくりを心がけましょう。

予算別!初心者におすすめの道具セット

ガーデニングを始めるにあたって、道具をどのように揃えるか予算に応じたプランを考えてみましょう。予算に合わせた道具選びのポイントを紹介します。

4-13,000円でそろえる最低限セット

限られた予算でも、基本的なガーデニングを楽しむことはできます。3,000円程度で揃えられる最低限必要な道具セットを紹介します。
移植ゴテ:
基本的な作業に必須の道具(300~500円)
ジョウロ:
水やりに必要(300~700円)
園芸用はさみ:
枝や茎を切るのに使用(300~800円)
園芸用グローブ:
手を保護(100~500円)
簡易プランター:
植物を育てる容器(100~500円)
培養土:
植物が育つための土(300~800円)
3,000円という限られた予算でも、これだけあれば基本的なガーデニングは十分に楽しめます。特に100均で揃えられるものも多いので、初めてガーデニングを始める方にとってハードルは低いでしょう。移植ゴテは土を掘り返したり植物を植えたりする基本中の基本、ジョウロは毎日の水やりに欠かせません。
園芸用はさみは枝の剪定や花がら摘みに、グローブは手を保護するために使用します。まずはこれらの基本セットを揃えて、ガーデニングの楽しさを体験してみましょう。慣れてきたら少しずつ道具を追加していくことをおすすめします。

4-2100均でも十分!おすすめアイテム

100円ショップには使える園芸用品が数多くあります。費用を抑えながらガーデニングを始めたい方におすすめのアイテムを紹介します。
プラスチック製移植ゴテ:
軽量で扱いやすいです
小型ジョウロ:
少量の水やりに便利です
軽量はさみ:
基本的な剪定作業に使えます
薄手グローブ:
汚れを防ぎ、軽作業向きです
プラスチック製プランター:
軽くて扱いやすいです
ガーデニングラベル:
植物の名前を記録できます
園芸用結束バンド:
つる性植物の支柱固定などに役立ちます
虫除けスプレー:
虫害から植物を守ります
100円ショップの園芸用品は、品質的にも十分使えるものが多いです。特に初心者の方にとっては、低コストで試せるのは大きなメリットです。プラスチック製のツールは軽量で扱いやすく、プランターも様々なサイズが揃っています。
ラベルや結束バンドなどの小物類も充実しているので、上手に活用すれば予算を抑えながらもガーデニングを楽しむことができます。
耐久性は高価なものに比べると劣る場合がありますが、ガーデニングに慣れるまでの入門用としては十分です。100均アイテムで基本的な道具を揃えて、ガーデニングの楽しさを知ってから、必要に応じて耐久性の高いものに買い替えるという方法もおすすめです。

4-3少し奮発して長く使える道具選び

少し予算に余裕がある場合は、耐久性や使いやすさに優れた道具を選ぶことで、長期的に見れば経済的になることもあります。長く使える道具選びのポイントを紹介します。
ステンレス製移植ゴテ(1,000~2,000円):
錆びにくく丈夫で長持ちします
高品質ジョウロ(2,000~3,000円):
バランスが良く使いやすいです
剪定ばさみ(2,000~5,000円):
切れ味が良く手に負担がかかりません
革製グローブ(1,500~3,000円):
耐久性が高く手をしっかり保護します
耐候性のあるプランター(1,000~3,000円):
長期間劣化しません
ガーデニングエプロン(2,000~4,000円):
ポケットが多く機能的です
クワ(2,000~4,000円):
土を深く掘り起こす作業に便利です
土壌pH測定器(1,500~3,000円):
土の状態を知るのに役立ちます
良質な道具は初期投資は大きくなりますが、使い心地が良く長持ちするため、長い目で見れば経済的です。特に頻繁に使う移植ゴテや剪定ばさみは、良いものを選ぶと作業効率が上がり、快適にガーデニングを楽しめます。ステンレス製の道具は錆びにくく、木製のグリップは握りやすいなど、素材にもこだわると良いでしょう。
ガーデニングを長く続けたいと考えている方は、基本的な道具だけでも少し良いものを選ぶことをおすすめします。また、専門店のスタッフに相談しながら選ぶと、自分に合った道具を見つけられるでしょう。なので、お気に入りを見つけてください。

まとめ

ガーデニングに必要な道具は、基本的なものさえ揃えれば十分に楽しむことができます。初心者の方は、移植ゴテやジョウロ、剪定ばさみなどの基本セットから始め、徐々に自分のスタイルに合わせて道具を増やしていくと良いでしょう。予算に応じて、100均アイテムから始めるか、長く使える良質な道具を選ぶかを検討してみてください。
ガーデニングは、植物の成長を見守る喜びを味わえる素敵な趣味です。この記事を参考に、あなたも素敵なガーデニングライフを始めてみませんか?植物と触れ合う楽しさは、日常に彩りを与えてくれるでしょう。

日本インストラクター技術協会編集部
インストラクターの専門性を高めるためや地位向上を目的とした団体である日本インストラクター技術協会(JIA)編集部が運営するコラムです。
美容・健康・ボディケアの資格の筋トレインストラクター、シェイプアップインストラクターや骨格診断士。心理カウンセラー資格のメンタル心理インストラクター、子供心理カウンセラー®、音楽療法カウンセラーや行動主義心理アドバイザー®など様々な資格を認定しています。
日本インストラクター技術協会編集部